その@ まずは事の発端から まず今回なぜ宮古島に行ったのかと言いますと、私のダイビング友達に神戸の方(スマイルダイバーさん)がいるんですけど、度重なるお誘いに断りきれずついに同行する羽目になりました。 その神戸に住んでいる友人は昨年から今年にかけてすでに5回も宮古島に行っている根っからの宮古島フリークです。 歳は三十代前半で独身ですとでも言っておきましょうか、某関西の電力会社にお勤めのごく普通のサラリーマンです。 ダイビング暦は私より3〜4年遅く始めたようですが、すでに本数は私を少しオーバーして三百数十本潜っておられます。 彼いわく『宮古は水中も良いけれど陸上ナイトが素晴らしい』と。 と言う訳で今回の宮古島ツアーとなりました。 そのA 宮古島へのアクセス 沖縄本島より飛行機で45分、本島と石垣島のほぼ中間くらいに位置している大きな島です。 島の中心は平良市で沖縄県では本島以外に石垣市とここ宮古島の平良市しか市がありません。 島自体のサイズは佐渡の三分の一くらいの大きさでしょうか。 さてその宮古島へのアクセスですが、JTAが東京から直行便で2時間45分、早朝7時25分に東京羽田空港を飛び立てば10時10分には宮古についてしまいます。 帰りは同じく直行便で宮古を朝10時と夕方18時55分の二便があり夕方の便ならば帰る当日も浅場で一本も可能です。 体育会系ダイバーならば2泊3日で、二本、三本、一本の合計六本のダイビングが可能の訳です。 ただし新潟の人は出発当日深夜(早朝)新潟を出て、帰りも深夜(午前様)になりますが…。 今回私は京都に滞在していたためANKで関空よりの直行便を利用致しました。 JR京都駅発早朝の5時45分発関西空港行きの特急はるかにて約1時間半、関空発8時ちょうどで宮古着10時20分、空港までダイビング・サービスから迎えに来てもらって、その後早めの昼食をとり午後二本のダイビングを楽しんだのは言うまでもありません。 帰りの便は三日目の夕方18時50分宮古発で関空着8時55分、当然の事ながら午前中のダイビングを楽しみました。 海外でも沖縄でも飛行機の便が悪いと出発日、帰る日と都合二日間つぶしてしまうのがもったいないですね。 でも飛行機のアクセスが良いとしっかりと楽しめるみたいです。 時刻表を見て沖縄方面でそれが可能なのは発着地が東京羽田空港、関西空港で目的地が沖縄本島、奄美大島、宮古島、石垣島でしょうか。 長い休みが取りづらい方には絶対お勧めのツアーです。 そのB ダイビングは 宮古島でのダイビングはすべてボートダイビングになります。 一部伊良部島でビーチで入れるポイントもあるみたいですが、基本的に朝9時半頃出港して一本、そして船上又は近くの島に上陸して昼食、その後二本目、港に帰ってくるのが午後3時過ぎでしょうか。 ポイント的には宮古島本島回りにもあることはあるのですが、大体船で30分くらい掛かる伊良部島と通り池で有名な下地島周辺あるいは八重干瀬が主体になります。 私が行った六月の下旬のころは、梅雨は明けていたのですが、(本州に雨を降らせる)南西の風が吹き荒れ八重干瀬や伊良部島、下地島の北側にある有名スポットには行けませんでしたが、南側のスポットでも崖下、サージョンリーフ、オーバーハング、ダブルアーチ、サバ沖と結構楽しめるスポットに案内していただきました。 私もどちらかと言えば穴、穴、穴の暗く閉鎖的なところより、明るくてサンゴがきれいでお魚一杯の方が好きなモンですから…。 穴は次回の課題に取っておきたいと思います。 さてダイビングデータです。 水温は28℃前後、気温は28℃〜32℃くらいでしたので私は3mmのワンピースの袖をたたき切ってシーガルにして潜っていました。(暑かったせいもありましたが、8年くらい前に作った古いウェットスーツだったので少々きつかった) ○一本目(初日) ポイント名 伊良部島『崖下』 IN 13:55 OUT 14:55 潜水時間60分 最大深度 21.5m 宮古島でエアドームがあるのはここだけで、穴をくぐるとエアドームがありレギュレーターを外して呼吸をすることが出来ます。 みられた南方系の魚はもちろんウミヘビ、カツオ、カスミアジ、キビナゴ、グルクン、またエアドームに行く穴の中にはマツカサウオが一杯いました。 ○二本目(初日) ポイント名 『サージョンリーフ』 IN 16:27 OUT 17:22 潜水時間55分 最大水深 28m ウネリあり 名前の通りサージョンフッシュがたくさんいるポイントです。 特にナンヨウハギが一杯います。 深場に行くとムチヤギやウミウチワにガラスハゼが一杯ついています。 ○三本目(二日目) ポイント名 『オーバーハング』 IN 10:32 OUT 11:37 潜水時間65分 最大水深 29m カレントあり 南方系のお魚たくさん、アカネハナゴイたくさん、特にハゼ系中でもハタタテハゼが異様に多い。 クマノミも普通のやら、ハマクマノミ、セジロクマノミ、ハナビラクマノミはたくさん居るが、トウアカクマノミとカクレクマノミは見ることが出来なかった。 ○四本目(二日目) ポイント名 『ダブルアーチ』 IN 13:40 OUT 14:50 潜水時間70分 最大水深 16.5m アーチを見上げると青くてとってもきれいだった。 お魚もノコギリダイ、ヨスジフエダイ、アカヒメジ等の群れや穴の中にはアカマツカサウオ、ネッタイミノカサゴ等がいました。 圧巻はウコンハネガイ(自己発光する貝です)話や写真では見たことがありましたが、実物を見るのは始めてでした。 ○五本目(三日目) ポイント名 『サバ沖』 IN 10:20 OUT 11:15 潜水時間55分 最大水深11m 今回潜った中ではサンゴが一番きれいだったポイント。 友人と二人でバディを組み適当に遊んでいました。 一周15分くらいで回れる大きな根にサンゴがびっしり、話によるとここだけで数百種類のサンゴが?(まさか) 最後にダイブキッズのオーナーの木村さんがきれいなバブル・リングを見せてくれました。 口もとから水面まで壊れずにきれいなまま、私も真似して見るけどすぐ壊れてしまいます。 五本で合計潜水時間5時間5分いやはやお疲れ様でした。 いくら水温が高いといっても60分以上のダイビングは久しぶり、歳とともに体力も落ちてきたようです。 やはりダイビングツアーに行くときには年頭になってはいけません。 必ず自分より年長者を仲間に入れて行きましょう。 そのC ダイブ・キッズのこと 今回利用したダイビングサービス『ダイブ・キッズ』は友人八木さん一押しのショップです。 その理由はと言えば取り合えず行ってみて下さい。 行けない人はパンフレットに下記のように書いてあ りましたのでご参考に。 『楽し〜い!!』ガイド、安全、安心を第一に、その日一番の海へご案内。 子供のような遊び心のある ガイドが大好評。 『気持ち〜い!!』ジャグジー、海の見えるジャグジーで心も体もリフレッシュ。 アフターファイブも ますます充実。 『おいし〜い!!』ランチ、オープン以来からの心のこもったハンドメイドランチが大人気。 手作りのランチがとっても美味しい。 それに私がお世話になった時は伊良部島で水揚げしたばかりの カツオを漁協で分けて貰い、昼食時とショップに帰ってからのロギングアワーに賞味しました。 料金も2ボートダイブで空港の送迎、毎日宿までの送迎、ランチ、ドリンクすべて込みで1万3千円で す。 またPADIカードやECOカードの会員はさらに10%オフと言う特典もあります。 ガイドはオーナーの木村さんとスタッフの松本さん、二人ともPADIのインストラクターです。 そのD 本題の『宮古島の夜はふけて』 たった三日間の滞在、それも陸上ナイトのチャンスは二日間、冒頭述べたように八木ちゃんがハマッタ 宮古の陸上ナイトとは… 某ショップに行くと夜な夜な『お通り』と言う儀式があるそうな。 ○番外一本目(初日) ポイント名 『ぽうちゃたつや』=包丁人達也と言う意味だそうです。 IN 19:00 OUT 21:00 潜水時間2時間、消費量生ビール中4杯、フィー3千5百円 、食べたもの、琉球もずく、海のにがりを使って作った豆腐の上げだし、穴子の天ぷら、焼き鳥各種、 グルクンの干物、コブシメのお作り他。 お勧めはグルクンの干物と穴子の天ぷらでした。 ○番外ニ本目(初日) ポイント名 『カクレンボ』=宮古流、ハイクラブ? IN 21:00 OUT 0:30 潜水時間3時間半、消費量古酒1本、フィー6千5百円 宮古風内地ギャルクラブ、当日ワールドカップ日本対クロアチア戦が9時半から始まると言うことで、試合が終わる11時過ぎまで私ら二人で内地ギャル5〜6名独占状態、帰るに帰れず次のお客さんが 来るまで泡盛古酒の一気飲み大会、朝早かったせいもありいっきに酔いがまわり早々ダウン。 連れはまだ物足りなそうでした。 ちなみにギャルは東京から、大阪からのお嬢さんで年齢19歳〜 25歳くらい、一日1本のダイビング無料、インストラクターから講習中の人を含めてすべてダイバー ギャルでした。 ○番外三本目(二日目) ポイント名 『魚宮』=郷土料理、魚料理の店 IN 18:30 OUT 21:00 潜水時間2時間半、消費量生ビールニ杯、古酒三杯、フィー5千円 ダイビング中に私たち二人、東京熟年男二人組と宮古病院耳鼻科のドクターと話がまとまり、オーナー の木村さんを交えての合同夕食会になりました。 特筆事項、ワタリガザミと言うカニが美味しかった。 特製イカスミの釜飯が美味しかった。 ただしイカスミの釜飯を食べた翌日は…ほんとうでした。 ○番外四本目(二日目) ポイント名 『かくれんぼ』=前日行った店 IN 21:00 OUT 0:30 潜水時間3時間半、消費量全員で古酒4本、フィータダ飲み(おごり) ドクターは明日朝早いと言うことでリタイア、東京の熟年男二人組、私たち二人、木村さん、ガイドの 松本さんで打ち上げ、東京のお父さんと新潟のお父さん、木村さんは零時を回った頃でダウンしたが他の 三人は閉店の午前三時まで潜っていたそうです。 ちなみに最終日東京のお父さんのご招待で内地ギャル5名がダイブ・キッズに潜りに来ていました。 その話を聞きつけて二日目三本の予定を二本で止め、三日目潜る予定に変更したのは当然のことでしょう。 最後になりますが、宮古はグットです。 陸良し、海良し、食べ物・お酒・???すべて良し。 すっかり宮古にはまってしまい、さっそく夏休みに娘と宮古に行く事にし たお父さんでした。 おわり |